貴州銅仁某船舶重工場円盤鍛造品ケース
ケース概要
本ケースでは、貴州銅仁地区の某船舶重工場向けに納入した円盤鍛造品についてご紹介します。同工場は大型船舶の動力部品を製造しており、高い信頼性と耐久性が求められる環境下で使用される鍛造部品を必要としていました。佳寧鍛造は、長年の鍛造技術と品質管理体制を活かし、要求仕様を満たす円盤鍛造品を供給しました。
お客様の課題

お客様は従来の鍛造品において、以下の課題を抱えていました。
- 内部組織の不均一:大型円盤鍛造品では、鍛造比が不足すると中心部に偏析や空孔が生じ、製品寿命に影響を及ぼしていました。
- 加工余量が大きい:後工程での切削量が多く、材料歩留まりが低く、コスト増大とリードタイム長期化の原因となっていました。
- 部品強度のばらつき:熱処理工程での管理が不十分で、硬度や引張強さにばらつきが生じ、品質安定性に課題がありました。
- 納期の不安定:サプライチェーンの制約から、必要なタイミングで安定した供給を受けることが困難でした。
提供したソリューション

佳寧鍛造は、これらの課題に対し以下の対策を実施しました。
- 最適な鍛造工程設計:多方向鍛造(オープンダイ鍛造とクローズドダイ鍛造の組合せ)を採用し、鍛流線を均一に配置することで、内部組織の緻密化と機械的性質の向上を実現しました。
- 近接ネットシェイプ成形:精密型鍛造技術により、最終形状に近い状態で成形し、後加工余量を大幅に削減。材料歩留まりを向上させるとともに、加工コストと納期短縮に貢献しました。
- 一貫した熱処理管理:焼入れ・焼戻し工程を厳密に制御し、製品全体で均一な硬度と強度を確保。非破壊検査と機械試験を全数実施し、品質保証を強化しました。
- 安定供給体制:自社工場内での材料調達から鍛造、熱処理、加工、検査まで一貫生産体制を構築し、短納期対応と品質安定化を両立しました。
導入効果

本円盤鍛造品の採用により、お客様は加工工数の削減、製品寿命の延長、生産計画の安定化といった効果を得ることができました。現在も継続的に供給を行い、信頼関係を築いています。